シルバー人材センターの仕組み
◆ 事業の流れ
シルバー人材センターは、企業、家庭、官公庁などから業務を受注し、高年齢者(会員)にI 請負・委任、II 派遣またはIII 職業紹介の形態で仕事を提供します。

I 請負・委任
- シルバー人材センターが、発注者から業務を受注し、その業務を会員に委任する方法により行う形態です。
- シルバー人材センターは、発注者と事務の実施を目的とした委任契約を締結し、その事務の実施を目的とした委任契約を会員と締結して、業務を実施します。
- 会員は委任を受けた事務の実施を自らの裁量で行うため、発注者は会員に指揮命令できません。
◆ 発注者、シルバー人材センター、会員の関係

II 派遣
- シルバー人材センターが、発注者から業務を受注し、会員を発注者の事業所などに派遣する方法により業務を行う形態です。
- シルバー人材センターは、発注者と労働者派遣契約、会員と雇用契約を締結して、会員を発注者の事業所などに派遣します。
- 会員が発注者の指揮命令を受けて働くことが目的となりますので、発注者は会員に指揮命令できます。
◆ 発注者、シルバー人材センター、会員の関係

III 職業紹介
- シルバー人材センターが、会員など(*)を発注者に職業紹介し、発注者が職業紹介された会員を雇用して業務を行う形態です。
- シルバー人材センターは、発注者、会員などから求人求職申込を受け、会員などを発注者に職業紹介します。
◆ 発注者、シルバー人材センター、会員の関係

* 会員および会員以外の高齢者。職業紹介は会員以外の地域の高齢者も対象としています。